そもそも ”ワーキングホリデー” ってなんぞ? その2
前回その1ではワーキングホリデーの概要と協定国について調べました。
今回はワーキングホリデーの費用について主に調べたいと思います。
前回同様、今回も主に 一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会 のホームページを私の言葉でかみ砕いたものとなります。
そもそもワーキングホリデーってなんぞ?
ワーキングホリデーの費用は何に必要なの?
まず始めに、費用は行く国や地域、時期、目的や目標、期間によって大きく左右されます。
ワーキングホリデーにかかる費用は様々ありますが、大きく分けると2つです。
それぞれ見ていきます。
渡航前にかかる費用
渡航前にかかる費用は主に3つです。
・ビザ申請料金
・航空機のチケット代金
・海外留学保険
滞在中にかかる費用
滞在中にかかる費用は主に2つです。
・語学学校の学費
・滞在費、生活費
それぞれの内訳を見てみよう
ビザ申請料金
国によって費用にばらつきはありますが、およそ2000円~40000円程度です。
内訳としては、申請費、健康診断費、そのほかその国が求める各種手続きに必要な費用が中心となります。
参考までに4か国程度。
国 | ビザ申請費用 |
---|---|
オーストラリア | AUD$495(38800円) |
カナダ | CAD$253(22000円) |
ニュージーランド | NZD$35(2700円) |
イギリス | £244(37000円) |
レートは2021年8月4日現在のもので100円以下は四捨五入しています。
こちらはWorld Avenueから引用させていただいています。
航空機のチケット代金
航空チケットもピンキリです。
ただし年末年始や夏休みなどは高価で、ローシーズンに安くなるのは世界共通です。
最近は格安チケットも各種販売されていますから、国によっては10000円程度で渡航が可能な国もあります。
ヨーロッパなど遠方の国は100000万円程度かかることも珍しくないですが、なるべく早く予約することで数万円安く購入することも可能です。
また、ビザ申請をするときに片道ないし往復の航空券の提示が必要な場合があります。ビザ申請は出国の3か月前が目安とされていますから、それ以前に購入しておくのが良さそうです。
航空券は各航空会社のホームページから購入するのが確実だとはおもいますが、以下ページなどでも安く購入できるかもしれません。
値段の参考にするだけでも一度は確認しておきたいです。
海外留学保険
「日本で病院にほとんど行かないからいらないんじゃないか。」と考える人もいるそうです。
しかし、国によってはビザを取る条件になっているところもあります。
海外では保険がないと強制帰国となったり、高額請求を受けることもあります。
また海外で何かあったとき、家族は数十万円かけて私たちのところへ飛んできます。
つまり、保険は私たちだけでなく家族の安心にもなります。
AIG損害保険株式会社によると、ワーキングホリデー保険加入者で保険金を請求する割合は 64.7% とのこと。
予算としては25~30万円程度です。
各社様々な保険を販売していますので、比較サイトなども参考にしていきたいです。
語学学校の学費
語学学校に通う場合は、入学費と授業料が必要となります。
こちらもピンキリですが、目安としては週3~4万円程度、月に10~12万円程度とされています。
また長期間で契約することで各種割引が適用されることがあります。
滞在費、生活費
どの国でも大都市のほうが地方よりも生活費はかかる傾向にあります。
しかし、おおよその目安は月に10万円程度のようです。
また滞在方法をどのようにするかで費用を安く抑える
ことができます。
留学としてメジャーなホームステイは家具家電を買いそろえる必要がなく、食事付きで安全面も安心できる反面、コスト的にはやや高めです。
一方アパートやシェアハウスでは家賃を抑えることができ、食費や交通費も自分で調整できる利点があります。その分トラブルには注意が必要です。
オーストラリアなど国によっては家具家電付きの賃貸が一般的な国もあります。
ワーキングホリデー中にいくらくらい稼げるの?
ワーキングホリデーでは渡航前に仕事を決めていくことはできません。
渡航後も語学学校の通う予定の人はさらに働く期間が短くなります。
国や業種によって、週払いか月払いかは違いますが、ローカルなバイトだと週払いが多いようです。
平均的な労働期間は8か月程度とのこと。
そのため8か月間週5回6時間働いたとすると、下記のようになります。
国 | 最低賃金 | 週給 | 月給 | 8か月合計 |
---|---|---|---|---|
オーストラリア | AUD$24.36(1948円) | $730(58400円) | $2920(233600円) | $23360(1868800円) |
カナダ | CAD$13(1131円) | $390(33930円) | $1560(135720円) | $12480(1085760円) |
ニュージーランド | NZD$17(1309円) | $510(39270円) | $2040(157080円) | $16320(1256640円) |
イギリス | £7.2(1094円) | £216(32832円) | £864(131328円) | £6912(1050624円) |
上記は概算ですし、税金も引いていないため目安の一つとなれば。
時給としてはオーストラリアがダントツで良さそうです。
つまり出発前までにいくら貯めておくべき?
ここまで細かく費用を見てきました。
じゃあいくら必要なのか?
こちらのページに目安がありましたのでコピーさせていただきました。
国 | 渡航前に必要な費用 | 滞在中に必要な費用 | アルバイト代 | 合計 |
---|---|---|---|---|
オーストラリア | 130万円 | 100万円 | 130万円 | 100万円 |
カナダ | 115万円 | 95万円 | 100万円 | 110万円 |
ニュージーランド | 108万円 | 100万円 | 95万円 | 113万円 |
イギリス | 143万円 | 134万円 | 94万円 | 183万円 |
イギリスに行きたい場合は200万円くらい必要そうです。
しかし、一般的にはまず目安として100万円程度貯めていくほうが良さそうです。
ただ働くだけなら日本でも可能です。
人生に一回きりの貴重な機会です。
せっかくだからお金の心配をせず、仕事以外にもさまざまな経験をしていけたらなと思います。